こんにちは、よしです。
つみたてNISA!
「名前は聞いたことあるけど、よく分からない」
「専門的な知識はないから投資はできない」
「ずっと相場を見ておく時間がない」
「まとまったお金がないからできない」
安心してください。
今回の記事では、無理せず始める方法を、ポイントを絞って解説していきます。
つみたてNISAの概要
つみたてNISAとは、長期の積み立て投資を後押しする、国が定めたお得な制度です。
一定の投資額以内で得た利益が非課税になる制度です。
その他の一般NISAやジュニアNISAについてざっくり書くと、下表のとおりです。
つみたてNISAのメリット
はじめに、つみたてNISAのメリットについて説明します。
①税金ゼロで投資できる
つみたてNISAでは、年間上限40万円までを非課税で投資でき、最長20年間、運用で得た利益や分配金に税金がかかりません。
仮に、40万円を年利5%で運用できた場合、20年後には106万円で66万円の利益となります。一般的な投資なら、約20%(※)の税金がかかるため、約13万円支払う必要があります。この差はとても大きいです。
※令和19年12月31日までは0.315%の復興特別所得税が加算
そして、令和2年度の税制改正により、新規に投資できる期間が2042年まで延長されました。つまり、仮に2022年からつみたてNISAを利用した場合、最大で840万円分の投資元本を非課税で運用できるメリットがあります。
②商品が厳選されている
運用できる商品は、コツコツと積み立て投資でき、長期保有に向いている投資信託を金融庁が厳選しています。複数の商品をバランスよく組み入れているかや、手数料の低さで選ばれています。
こんな商品が選ばれています!
・販売手数料が0円
・運用中の手数料(信託報酬)が低い
・リスクの高い運用をしていない
・十分な運用実績がある
いつでも引き出せる
マイホームの購入やリフォーム、子どもの進学、海外旅行、老後の生活など、ライフイベントには何かとお金がかかります。20年間保有し続けることなく、いつでも引き出し可能な点も大きなメリットの一つです。
つみたてNISAの注意点
次に注意しておきたいポイントについて書きます。
①特定の会社の株式に投資できない
複数の企業の株式や債券が組み込まれた投資信託には投資できますが、個別の株式には投資できません。その分、特定の株式が値下がりしても、他の株式等の利益でカバーでき、リスクを分散することができます。
②一般口座と合算できない
一般口座であれば、商品Aで損失が出たとしても、商品Bで利益が出れば、両方の損失と利益を合算して、課税対象額を減らすことができます。
でも、一般口座とNISA口座の損失と利益は合算できないため、一般口座の利益に対して課税されることになります。
③非課税枠は繰り越せない
つみたてNISAの年間投資上限額は今のところ40万円です。これは1年間の使い切りとなるため、余った非課税枠を翌年に繰り越すことはできません。
つみたてNISAで失敗しないためのポイントは?
つみたてNISAで購入した株式や投資信託を一度売却してしまうと、その非課税枠を再度使うことはできません。また、長期間投資を続けることで、利益を出せる可能性が高くなります。
ジェレミー・シーゲル氏の著書『Stocks for the Long Run 5th edition』(英語版)によると、米国株は、20年間継続して保有すれば、実質ベースでは損失が出たことがありません。
つみたてNISAの効果を最大限活用するためにも、できるだけ長期間運用することをお勧めしています。
お勧めの銘柄は?
制度については分かったけど、何に投資したら良いかわからない。そんな方も多いと思います。
選ぶ商品によって受け取る金額に違いが出ますから、慎重に選びたくなりますよね。
でも、つみたてNISAで購入できる投資信託やETFは金融庁の基準にクリアしたものに限定されています。そして、プロが私たちの代わりに運用してくれます。
制度改正案について
2022年8月31日に金融庁が発表した「つみたてNISAの制度改正案」では、下記のとおり拡充されています。
年間投資額 40万円 → 60万円
投資可能期間 2042年まで → 恒久化
非課税期間 20年 → 無制限
対象年齢 20歳~ → 未成年も対象
まだ要望案の段階ではありますが、実現すればより長期的な資産形成が可能となります。
楽しみに待ちたいと思います。
まとめ
繰り返しになりますが、つみたてNISAを始めれば、毎年非課税で投資をすることができます。はじめから無理して全額投資する必要もありません。まずはコツコツ投資をはじめ、少しずつ資産を増やしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。