お金を貯める・増やす

貯蓄額を決める~マインド編~

ぽんたかです。

以下の計算式は何度もお話してきました。

年収-年間固定費-積立貯蓄額=変動費

今回はこの積立貯蓄額を決めるお話です。

貯蓄額は自分で決める必要があるわけですが、これはどうやって決めればいいのでしょうか。

今回のお話はものすごく大切です!

世の中の目安を参考にする?!

貯蓄額については様々な目安があります。

  • 老後2000万円問題
  • つみたてNISA年間40万円
  • 生活防衛費○か月分

これらを目安にするのも方法のひとつです。

今全く貯金の無い人であれば、月々の積立貯金をはじめるのもすごく大変なことだと思いますので、まずは、月3.3万円(つみたてNISAの最大額)を目標にするのは現実的な数字だと思います。

  1. 月3.3万円のつみたてを始める
  2. 30カ月続けて生活防衛費として100万円を貯める
  3. その後つみたてNISAで投資信託を積み立てる
  4. 老後資金2000万円を貯める

こんなイメージです。

「老後2000万円」は他人の数字

年間40万円が貯められれば、これでもう安心。お金の心配は無くなった!という人はここでおしまいでも良いのですが、多くの人が「ホントにそれで良いの?」と疑問に思うはずです。

なぜなら、「老後2000万円」とか「つみたてNISA40万円」とかはあくまでも、世の中の人の平均であったり、政府が勝手に決めた金額であって、自分自身のことではないからです。

人それぞれ置かれている状況は違います。

  • 結婚している人、していない人
  • 子どもがいる人、いない人
  • 持ち家の人、賃貸の人
  • 元々家がお金持ちの人、貧乏の人

100人いれば、100通りの人生があり、おかれている環境が違います。

それらの「平均」を取ったところでは、一つの参考にはなるものの、「個人」にとっては正直あまり意味のない数字です。

そもそも貯蓄とは

話がそれるようですが大切なので、良く考えて欲しいことがあります。それは、

「貯蓄」とは何か

ということです。

これには様々な意見があると思いますが、私なりの考えは、

自分の将来を計算して、お金を未来に送ること

ということです。

「当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、「自分で計算をする」というのがポイントです。

「計算」がいかに大切か、以下で説明します。

計算をせずにお金を貯めていない

これは完全に論外です。

給料が入ればあるだけ使って月末はすっからかん。

大きな支出があれば、当然お金が足りなくなって借金生活。

若いうちはそれでも乗り切れますが、老後は目もあてられません。

計算をせずにお金を貯めている

これは一見すると「お金を貯めている」ので良さそうですが、実は、「貯めていない人」よりもタチが悪いかもしれません。

計算をせずにお金を貯めている人は、「なんとなく不安だから」という理由で毎日「なんとなくの節約生活」を送っている人だと思います。なぜなら過去の私がそうだったから。

それだと、一生「なんとなく不安」を引きずった人生になって、大切な「今」を楽しめない人生になってしまいます。

そして、「なんとなく不安」の為に貯めたお金を残して、「つまらない人生だった」と後悔して死んでいくということにもなりかねません。

「今」を楽しんでいる分、お金を貯めていない人の方がまだ良い人生かもしれません。

生涯に渡って使い切る

つまり、お金は、

  • 死ぬ前に使い切ったらダメ
  • 死ぬときに使い切らなくてもダメ

ということです。

じゃあ、どうするか。もうお分かりですね。

お金は生涯に渡って使い切る。その過程で困らないためにするのが貯蓄。

ということなのです。

いつ死ぬかは分からない

でも、こういう反論があるはずです。

「人はいつ死ぬか分からないんだから、そんなの無理じゃん」

それは、その通りです。

だからといって、

「老後を捨てて『今』だけを楽しみますか?」「老後だけを気にして『人生』そのものを捨てますか?」

と言いたい。

この、「お金は生涯に渡って使い切る」はその通りの結果になるのが大事なのではなく、そこを「目指す」ことで人生が豊かになるのが大事なのです。

まとめ

  • 貯蓄とは「将来の為にお金を未来に移動すること」
  • お金は生涯に渡って使い切る。その過程で困らないためにするのが貯蓄
  • 貯蓄額は自分で「計算」しなければならない

以上です。別記事「貯蓄額を決める~理論編~」で具体的な計算方法をお伝えします。

ABOUT ME
ぽんたか
本業は銀行の融資マン。勤続15年以上。家族の幸せを叶えるため、マニアックな家計管理と王道の資産形成に精を出しています。