ぽんたかです。
このブログをご覧になっていらっしゃる方は「何とか今よりもお金を少しでも増やしたい」と考えていらっしゃる方が多いと思います。
ここでは、「お金=資産」を増やすというのを会計的な側面から捉えてみたいと思います。
えっ、なんか難しくない?って思うかもしれませんが、全く難しくないので、安心してくださいね。
私はこの考え方にたどり着いて、資産形成についてすごく頭が整理されました。ちょっと考えてみれば当たり前のことなんですけどね。何度も咀嚼してぜひ自分のものにしてください。
資産を増やす=「純資産」を増やすこと
まずは、「純資産」とは何かを理解する必要があります。「純資産」とはズバリ、以下の計算式・図で表されます。
純資産=資産-負債
それでは、資産とか負債とは何でしょうか
資産とは
資産とはあなたが持っている「モノ」です。家、車、現金、有価証券などが思いつくでしょうが、ここでは単純に「換金できるもの」と理解した方が良いでしょう。
負債とは
負債とはそのまま借金のことです。住宅ローン、マイカーローン、消費者ローンなどがありますが、ここでは「支払わなければならないもの」と理解しましょう。
具体例で計算
ですから、純資産というのは、「換金できるもの」から「支払わなければならないもの」を引いた金額と言えます。
ひとつ簡単な例で計算してみましょう。
- 貯金200万円
- 一戸建て 売却想定額 2500万円 (住宅ローン3,000万円)
- マイカー 1台 売却想定額 100万円 (マイカーローン150万円)
という人がいたとします。
資産は、
貯金150万円+一戸建て2500万円+マイカー100万円=2750万円
負債は、
住宅ローン3000万円+マイカーローン150万円=3150万円
純資産は、
2750万円-3150万円=▲400万円
となります。
いきなり、純資産額が「マイナス」という結果が出てしまいました。これは会計的には「債務超過」という状態です。
「消費者ローンもないし、貯金も200万円あるからまあ大丈夫」と思っていても、実際は純資産としてはマイナス=資産に対して借金が多すぎるという状態になっています。実は債務超過に陥っている人は意外と多いのではないでしょうか。
純資産を増やすには「資産を増やす」か「負債を減らす」しかない
純資産が「マイナス」というのはあまりいい状態とは言えないので、何とか純資産を増やしたいところです。
ここで重要なのは、純資産を増やすには「①資産を増やす」か「②負債を減らす」の2択しかないということです。
①資産を増やす
資産を増やす方法は3つあります。この3つにバランスよく取り組むことが必要です。
- 支出を減らす
- 収入を増やす
- 持っている資産を増やす(増える)
②負債を減らす
これは意外と超重要なんですが、負債を減らす方法は実はたった一つしかないんです。それは、
- 他人に減らしてもらう
ここで、「自分でも住宅ローンを繰上返済するとかして、負債は減らせるじゃないか」と思った方は鋭いです。
でもよく考えてください。
100万円の負債を減らすには、100万円の現金(資産)が必要なんです。100万円の負債を減らすのに、100万円の資産まで減らしてしまったら、「純資産」は1円も増えないんです。
だから、他人に減らしてもらうしかない。「そんな都合よくお金をくれる人はいないだろう。」と思うでしょうが、それを唯一可能にするのが「不動産投資」なのです。これはまた、別の記事で詳しく書きます。
まとめ~バランスが大切
どうでしょうか?どれも超当たり前ですよね!超当たり前なんですが、多くの人がこのポイントを真に理解していません。
みんな「資産を増やしたい!」と思っているのに、
- 節約しかしない
- 投資は危ない
- 借金は怖い
- 副業は怪しい
などと、先入観だけで、資産形成の幅を狭くしちゃっている人がなんと多いことか。
大切なのは、バランス。この際、思い込みは全て取っ払って、あらゆる方法で「純資産を増やす」ことに取り組むべきです。
ひとつひとつは面白くない地味なことの積み重ねのようにも思えますが、純資産を増やすことへの取り組みは、「真の安心」を手に入れることにつながります。一緒に頑張っていきましょう。